代表からのメッセージ

私達の活動と使命

私達の活動の出発は、さいたま市界隈の公園や河川沿いに様々な理由で路上生活に至った人達と、休耕地を耕し生きて行くすべを見いだそうとしたことからでした。

仕事もお金もない、夢も希望も失った仲間達20名が、手釜と鍬で30年も放棄された不耕地を耕し、畑に変え田圃に変えて野菜や米づくりを出来るようになり、その後味噌や漬物を作って自給自足の目標を達成することが出来ました。苦節5年目にして生涯に渡って生きて行くすべを仲間と共に手にすることが出来たのでした。

この活動を平成16年から一貫して支援して下さった埼玉県の福祉施策等、そして農業機械や設備の充実に支援してくださった共同募金会の支援のたまものであると感謝しているところであります。又、アグリサロンや活動拠点開設に支援頂いた日本財団、生活困窮者支援プログラムに支援頂いた民間団体や企業の方々にもお世話様になってまいりました。この場を利用して感謝申し上げたいと思います。

私達の活動は、耕作放棄地を開墾し再活用の道を開き、農業をとおして就労の場を創造し、共に生きて行く道を開いて行くことであります。

自給自足の達成から活動の中に「生き甲斐づくり」への芽ぶきが生まれ、障害者の方々に働く場としてのインフラを提供する、又、イチジクやブルーベリーの素材を供給し、ジャムやお菓子作りなどの就労機会の創造に役立ててもらう社会貢献活動を興すようになりました。

又、中山間地の開墾活動をとおして限界集落化つつある農村の人々の声、一方で高齢化が進む街の人々の閉塞感や孤立化、若者の引きこもり、貧困の連鎖や格差社会の拡大など社会的な課題を展望する声を聞く時、私達のつくり上げてきたインフラを活用して農村と街の交流を促すことによって、共助の仕組みをつくりあげることが出来るのではと思いました。

私達の使命は、それぞれに課題を抱える農村と街の交流を盛んにし、共生と共助そして連帯の輪を広げることにあると思っています。

このような社会的使命を掲げる活動は、既に私達の力量を超えるものであります。これからは多くの市民や活動団体各位の参加を仰ぎ、共に研鑽を重ねて一歩一歩進めて行く必要があると考えております。皆様の参加を期待しお待ち申し上げる次第です。

 

特定非営利活動法人さいたま自立就労支援センター

代表理事   菅 田  紀 克